Kame ManNen〝103〟
col. YG (GP)
size レンズ横幅：45mm レンズ縦幅：42mm 鼻幅：23m テンプル長：138mm
￥43,000+tax
本日お届けするのは日本最古の眼鏡ブランドでメガネ工房AZでは有名な“カメマンネン”からの一本。
ミニマリズムを売りにしている当ブランドではやや珍しい、ゆったりサイズの眼鏡になります。
ですが、らしいポイントはしっかりと抑えており、一山と言われる鼻パッド無しになっていたり、
リム周りをセル巻き風に七宝塗装を施したりと雰囲気のあるモデルです。
では詳しく見て頂きます。
ブラック×ゴールドの鉄板のカラーリング。ゴールドはやや黄色味がかったゴージャスな色目です。
黒の七宝との区切りの部分はジョイントの様なデザインで味があります。
一山タイプは調整が出来ない反面型崩れや曲がったりは基本的にしません。
デフォルトポジションとして、日本人に合う高さ設計になっています。後程着用写真も
見て頂きますが、丁度良い高さにレンズが来ています。
しっかりと高さの作ってある鼻当て部分。
トレードマークの亀マークです。
レンズ装着時の上下にセパレートするヨロイパーツですが、金具がきちっと揃っています。
さり気なく職人技が光る部分です。
テンプルからフロントへの繋がり部分ではテンプルの形状は先端が孫の手の様になっており、
開ききった際ヨロイパーツに丁度収まりストッパーとなる仕組みで構成されています。
一見シンプルで細身なデザイン程、細かくて作りの良さが際立ちます。
ややゆったりシェイプのラウンド型です。アイポイント（瞳孔の高さ）も綺麗な位置に来ています。
サイドポジションは少し太めのゴールドが効いていますが、三分の一くらいからセル生地になっています。
ゴールドの単色だと色目的にも主張が強いのですがいい加減に抑えてます。髪の長い女性でもちらっと黒が見えて良い具合です。
ペタンとしたフォルムですのでレンズはフラットレンズと言われる真っ平なレンズも面白いかもしれません。
ゆったりサイズを活かしてライトカラーのサングラスなんていうやり方もお勧めです。可能性が広がる眼鏡です。
col. AG (ATG)
アンティークゴールド（真鍮色）をベースにべっ甲柄の七宝を施した一本。
間違いない、配色になっています。先述したカラーがメリハリ系ならこちらは最高の馴染み易さを持っています。
アンティークゴールド特有の焦げた様な色ムラが堪らなく良いですね。
レトロ感が滲み出るカメマンネンではアンティークゴールドは一番人気のあるカラーです。
ネジ頭の膨らみが無いマイナスネジを使っているのも国産メーカーでは珍しかったりします。
湾曲していたり、段になっている部分の色味は味があります。この色ならではです。
優しいカラーになっています。優しい印象を出したい方や渋さを出したい方は間違いないです。
サイドはやや明るいクリアー生地のべっ甲柄になっています。※太さがある分明るく見えるだけかもしれませんが。
フロントの雰囲気とも変わり、あか抜けて見える印象です。
二色のご紹介にはなりますが、従来のカメマンネンらしさもありながら、どこか新鮮さもあるモデルです。
一山タイプでこのサイズ感は初めてだったかもしれません。創業100年を超えるメーカーさんですが、
まだまだ新しい事もやってくれそうな意欲的なメーカーです。今後も非常に楽しみです。
メガネ工房AZでも一時前は渋い雰囲気のある男性向けのアイテムだったのですが、最近では
女性人気も高いですし十代、二十代の方によく販売している印象です。40代、50代の方はクラシックデザインといえど
若々しいデザインが良くて、逆に若い世代の方達はあえて渋く、古臭い感じを求められる傾向があるのかもしれません。
参考になればと思います。
加えて、告知ですが、只今店頭で『匠の技』コーナーを設けています。
今日ご紹介したカメマンネンもピックアップしておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
